本件に対して、質疑はありませんか。
3: 【
松本委員】今議会でも質疑がありましたので、それを踏まえて質問したいと思います。昨年12月議会で、これまでの平塚市職員定数条例から市民病院の職員定数条例に変更されて、それまでの定数638人を692人に変更したところです。今回、3月に改訂した将来構想「平塚市民病院Future Vision 2017-2025」の新たなビジョンの実現や、働き方改革などの社会情勢に適合した病院運営を進めるためということで、692人の定数を815人に123人増とすることというものです。そこで医師、医療技術職員の働き方を2交代制にするということですけれども、どのような勤務になるのか伺いたいと思います。
これまで私が職員の残業時間を調査したときにも、医療業務の残業数は大変な状況だということは十分理解していましたけれども、大変な状況であるがゆえに明らかにされてきませんでした。今回職員の聞き取り等も行って協議をし、必要な人員を定めたということで、議会でもお話がございました。全体で本来これくらい必要だという数値が出たのかなというふうに思っているわけですけれども、現在でも医師は定数104人のところ95人です。最低でも本来140人は必要な仕事をやっているということに、今回なるのかなというふうに思いますが、先日の議会で病院事業管理者からは、現状はB水準、年間残業時間1860時間を当分維持せざるを得ないということを御答弁されました。
そのことからも、医師の方々の働き方が過労死基準を超えた異常な状態であるということが明らかなんだろうというふうに思います。将来的にA水準、年間残業時間960時間を目指していくということですけれども、現在A水準を超える残業をしている方は全体の中で何人ぐらいいられるのか、伺いたいと思います。
そして、最も多く残業をしている職員の職種、また時間数も伺えたらというふうに思います。
A水準といっても非常に厳しい基準なわけですけれども、月の残業時間80時間を超えている医師、また職員がいられたら、どれくらいいるのか伺いたいと思います。
4: 【
病院総務課担当長】まず、1つ目にいただきました医療技術職の2交代制のことについてでございますけれども、現在医療技術職につきましては、夜間の時間帯を当直として勤めております。これを将来的には2交代ということで、当直をやめ、勤務時間として制度を整えていくということでございます。
そして2つ目になりますけれども、医師の時間外の状況でございます。こちらにつきましては、A水準が960時間ということになりますけれども、昨年度の実績になりますが、この時間を超過している医師が13人という状況でございます。
あとは職種についてでございますけれども、基本的にこの960時間を超える職種の職員につきましては医師のみということになっております。
あとは、80時間を超えている職員が何人ほどいるかということになりますけれども、一月でいきますと、基本的に超えているのは医師のみになります。こちらの月80時間を超えている人数なんですけれども、11人が月の中で80時間を超えている職員ということでございます。
あとは、最も多い残業時間数の職員ということになりますけれども、月の最高でいきますと104時間ということでありまして、年間のトータルですと、1200時間を超えるぐらいの時間数になるという状況でございます。
以上でございます。
5: 【
松本委員】大変な働き方をされているということが分かりました。最初に、半年で、177人もの職員を増やすということで、何が起こったのかと非常に心配したんですけれども、令和6年度には病院職員の働き方を見直さなければならないということが根底にあることが分かり、今の異常な働き方にメスが入っていくんだということで大変ありがたいと思います。医師不足というのが非常に深刻な中で、この働き方改革を、国はどのように改善していったらいいのか、どのように残業を減らすように求めているのかというところなんですけれども、医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェア、そういう通達が出されているようですが、この内容について説明をお願いできたらというふうに思います。
6: 【
病院総務課長】医師のタスク・シフトについてですが、様々なものがございますが、今まで医師しかできないような業務、特定行為というものがあるんですけれども、それを看護師であったり薬剤師であったり、またこれもまだ検討中なんですが、救急救命士であったり、そういったところに、やってもいいよというふうに法改正等していくことも国のほうは動いておりまして、それに基づきまして、当院の看護師であったり薬剤師等も、そういった行為ができるような研修を受けたりということはやっております。
また通常の業務の中でも、例えば事務系の診断書を書いたりといった事務を、今も医師事務補助という形で採用して行っておりまして、そういった部分も強化していきたいという形でタスク・シフトを進めていくことを考えております。
以上です。
7: 【
松本委員】令和6年度の期限は、あと3年を切りましたけれども、残業を減らして当たり前の働き方に移行していくということと、それによって医師の収入の問題、たくさんの残業をされてきたのがずっと継続してきたわけですけれども、そこの部分でのモチベーションをどう維持していくかという点では、今後市民病院はどのような点を重視していこうとされているのか、お聞きしたいと思います。
8: 【
病院総務課長】収入につきましては、こちらは計算をきちんとしているわけではないんですが、それほど変わらないんではないかと予測はしております。あくまでも医師の健康管理は、やはりいわゆる一般的には過労死レベルと言われるような時間を勤務している医師も多いものですから、そういうところで医師にとってのワーク・ライフ・バランス、また医師はいわゆる研究職でもありますので、学会参加とか論文を書くといったような活動もしております。そういった部分に対して、参加する費用であったり、研究する時間であったりを、病院側がインセンティブとして用意することも考えていまして、単純に収入が減るというだけではなくて、そういった部分も拡大していくことによって、医師にとっても働きやすい環境ができるんではないかという形で考えております。
以上です。
9: 【
黒部委員長】ほかにありますか。
10: 【
坂間委員】医療従事者の皆様方には、日々御努力いただいていることに本当に感謝申し上げます。
今回、病院の職員定数につきましては123名の増員をされますということで、働き方改革の推進や病院の経営のためにも、定数をある程度増やして収入を上げるというところでありますけれども、今回医師が36名、看護師47名、医療技術者28名、一般職員12名という形の内訳で増員します。この増員の中で、やはり適正な医療職員を配置する必要があろうかと思いますが、その増員による医療体制と、あとは病院の運営の経営強化策を伺いたいと思います。
それと、今回増員によって定数条例を提出されておりますけれども、今後について、将来構想における収支計画及び毎年度の予算、あとは決算状況から算出された人件費比率を踏まえて、採用計画を毎年度立てるとしておりますけれども、将来的なシミュレーションも伺いたいと思います。
11: 【
病院総務課担当長】まず、1点目の経営の収支の比率の関係でございます。こちらにつきましては、職員の給与費の医業収益に対する割合の管理により進めてまいりたいと考えておりまして、大体60%を目標として整合を図っていきたいというふうに考えております。
またこれを踏まえて、その働き方改革の関連法令等への対応や医業収益とのバランスを考慮しながら、職員の数を設定していきたいというふうに考えております。
そして次の採用の計画についてでございますけれども、この人数の採用の計画につきましては、今後、その2交代勤務でありますとか、あとは医師の時間外勤務の上限の設定、インターバルの確保、そして先ほど申し上げた職員の健康管理やワーク・ライフ・バランス、こういったところを踏まえて、人数の算出をさせていただいております。そういった中で先ほどの経営状況等も踏まえながら、今後の毎年の人数の採用計画は考えてまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
12: 【
病院総務課長】今後、採用計画を立てて採用していった場合の、いわゆる収益の強化策ということですが、例えば単純に診療報酬的な加算とかいったものが、今、人数が足りないこととか配置できないことで取れていないもの等がございます。そういったものを確保していくことによって収益が上がりますし、また、やはりドクターが1人増えていきますと、その分患者さんを多く、また質を上げて診ることができるということもありますので、おのずとその部分で収益が上がってくるものと考えております。
以上です。
13: 【
坂間委員】湘南西部の中核市として、患者さんのためにも、増やせるときには本当に増やしていただきながら、適正に職員定数の管理をしていただきたいと思います。
それで医療の高度化、専門化について、今、より多くの医療職員が必要とされている中なんですけれども、そういったところで医療体制をしっかり組んでいくということでありましたが、医療体制の中で、医療の高度化、あとは急性期医療の実践とか、救命救急センターの強化、こういったものは中心的に、今後この定員増によって強化されていくのかどうか伺いたいと思います。
14: 【
病院総務課長】高度急性期、その他救急医療等といった医療が強化されるのかという御質問ですけれども、先ほど申し上げましたように、取れていない加算等、例えば具体的なものは特定集中治療室管理料というもので、ICU加算と呼ばれるものなんですけれども、こちらは今、やはり看護師の人数が足りないことによって取れていないという状況にありますが、それが取れるようになりますと収益も上がりますし、ICUに入ってくる患者さんによりよい質の医療を提供できる、高度化するというふうに言えると考えております。
また救急につきましては、救急救命士を増やしたいというような御説明はさせてもらっておりますが、先ほど申し上げましたように、その救急救命士はまだ決まってはいないんですが、先ほどの特定行為を行える場所が、今救急車に限定されているものが、病院内でも可能になるかもしれないという検討が国でなされております。そういったものを見据えますと、救急救命士が救急外来にいることによって、より救急医師の補助ができたり、また救急車に同乗して救命を行うことができたりと、やはり救急そのものも高度化、また質を上げていくことができると考えておりますので、そういった部分で、採用によりそこを成し遂げることができるかなと思っております。
以上です。
15: 【
黒部委員長】ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
16: 【
黒部委員長】これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論はありませんか。
17: 【
松本委員】これまで医師の異常な働き方が社会的にも問題になっていたところですけれども、そこのところに改革のメスが入ったということで大変評価しています。今後、医療業務をどうシェアしていくのか、また細部にわたる業務の見直しが求められることと思いますが、いずれにしても大変な医療現場であるということには変わりはなく、職場の職員の方々の働き方をしっかりと見直していただき、応召義務、断らない医療、24時間体制の市民の命を守る業務を進めていただくようお願いしたいと思います。
賛成の討論といたします。
18: 【
黒部委員長】これで討論を終わります。
これより採決を行います。議案第48号は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
19: 【
黒部委員長】御異議がありませんので、本件は原案どおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────
2.議案第49号 令和3年度平塚市一般会計補正予算(所管部分)
20: 【
黒部委員長】次に、議案第49号「令和3年度平塚市一般会計補正予算」のうち、本委員会所管部分を議題といたします。
審査は、歳出、続いて歳入の順に行います。また、私が申し上げるページは、「令和3年度6月(第2回)平塚市一般会計補正予算書」の款項目が記載されている左側のページですので御承知願います。
歳 出
4款 衛生費
21: 【
黒部委員長】それでは、12ページ下段から14ページ中段にかけての4款衛生費です。質疑はありませんか。
22: 【
松本委員】今回の補正は、当初予算では明らかにならなかった部分が、国から示されたことによって改めて出されたものだというふうに思っております。休日の集団接種会場として、民間の施設4か所をお借りしているわけですけれども、どのような契約になっているのか、現在は8月までの日程が示されていますけれども、ワクチン接種が終了するまでの契約なのか、契約内容と各会場の賃借料について伺いたいと思います。
また、市役所の駐車場代、駐車場の警備の費用が補正されています。それぞれいつまでの期間なのか、またそれぞれの予算額を伺いたいと思います。
23: 【
健康課担当長】今、御質問いただきました、駅周辺の施設の契約の関係だったかと思います。各会場につきましては、年度末までを想定した契約という形にはなってございません。その都度お借りするたびに1回当たりというような形でお支払いするような、そういった形になってございます。
契約の内容になりますけれども、会場の使用料という形で、複数部屋をお借りするときには、その部屋の1日当たりの単価というものをその都度お支払いするような、そういった形になってございます。
あとは警備員、駐車場の御質問もいただいたかと思います。今回駐車場につきましては、市役所や公民館ですとか、ほかの会場での駐車場についても、新たに警備員をつけるという形で予算を計上させていただきました。当初の段階では、まだどういったところに会場を設営して、具体的にどれぐらいが適当な警備員の人数なのかというところまで、なかなか出すことができませんでしたので、改めてここで計上させていただいたようなところになります。
まず使用料ですけれども、今回のコロナウイルスの関係で市役所に来庁された方の駐車料金を取るのか、取らないのかという問題がございましたので、接種を勧奨するという観点から、2時間までについては減免するという形で、本来かかるべき実費分については市のほうで負担させていただくということで、今回150万円、補正予算ということで計上させていただいてございます。大体1日500台ぐらいいらっしゃるだろうということで、7月から11月までの土日分ということで、今回計上させていただいたような形になってございます。
あとは警備員の委託の関係でございます。今回、保健センターと公民館と市役所にそれぞれ配置してございまして、保健センターでは2人、8.5時間対応ということで、日曜日のみなんですけれども、約55万円ほどつけてございます。こちらは日にちについては25日分ということです。あとは公民館になりますが、こちらは土日合わせて80回、各会場2人で、約170万円程度、市役所につきましては、3人体制で39日間、およそ230万円程度、全体でかかるだろうというところですが、今回の補正額全体としては200万円強という形で計上させていただきました。
あとは駅周辺会場の賃借料になりますが、今回ラスカ平塚、平塚プレジール、グランドホテル神奈中平塚、3か所お借りしてございまして、補正額としては、ラスカ平塚が約250万円程度、平塚プレジールにつきましては540万円程度、グランドホテル神奈中平塚につきましては600万円程度という形で計上してございます。
以上です。
24: 【
松本委員】集団接種の会場でお願いしている医師、看護師、保健師など、いろんな方々がいらっしゃって、約30人程度は必要ということで、4月の第1金曜日の広報に募集が出ましたけれども、その中では、厚労省が示した被接種者1人当たりの単価2070円、消費税を入れると2277円ですが、計算した額と、地域の実情に応じて加算を講じて、なお医師等が不足する場合には財政支援を実施しますということでやったわけですけれども、平塚市が募集したこの医師、看護職、一般事務の賃金は、どのような話合いで決められていったのか、お聞かせいただきたいと思います。
そして医師、看護職の賃金も、国が示す基準と非常に大きく違っているものですから、こんな質問をさせていただいているんですけれども、現場では問題は出ていないのか。広報では医師が1時間1万6000円、看護師は1時間1400円。厚生労働省が示しているものを見ますと、医師が1時間7550円、看護師が1時間2760円というふうになっているので、そこのところは平塚市はどのようにして決めたのかなと思いまして、お聞きしたいと思います。
それから、職域接種、大規模会場でも接種しようという方もこれから出てくるわけですけれども、接種券が発行されますが、特定の方々に限って少しずつお出しするというのは非常に大変な手間がかかるのではないかなと思うんですけれども、そこのところのシステムはどのようになっているのか伺いたいと思います。
25: 【
健康課担当長】今、まず賃金の基準についてお話がございました。医師については1万6000円、看護師については1400円ということなんですけれども、近隣の他市の状況ですとか、賃金設定に当たりましては、おおむね今回、医師会さんを通じてドクターと看護師を派遣いただいてございますので、そことの話合いの中で、こういった賃金の体系については決めさせていただいてございます。
また看護師につきましても、実際作業に当たられる部分が、いわゆる薬液の部分なのか、それとも状態観察なのかというところで、職に応じた形での賃金設定についても御相談させていただきまして、このような形に落ち着いてございます。
また、今後の接種券の発送時期になりますが、平塚市では75歳以上から発送を始めました。当初は65歳以上を一斉に発送するということも考えたんですけれども、予約における混雑、コールセンターでの混乱ということもやっぱり想定されましたので、そういったところを回避するべく、年代ごとにお送りするような形で現在進めてございます。そういったところを踏まえまして、国のほうから、各年代ごとに接種券をお作りして市役所に納品するような仕様もございましたので、そういったところに基づいて、今発送の準備も進めているところです。
26: 【健康課新型コロナワクチン接種担当課長】ただいま、職域接種についてのクーポン券の御質問がございました。職域接種の方に関しましては、若い方ということで、まだクーポン券を一斉にお送りしてございませんので、ただいまホームページのほうに、届出のシステムを活用しまして、届出をいただいた方に引き抜きをしてお送りさせていただいていることと、あとははがき等でも受付をして、いただいた方には随時お送りするように対応を図っているところでございます。
27: 【
松本委員】大規模会場に行く方々、それから職域接種をする方、それぞれ年代も違うんだろうというふうに思いまして、その方々の申込みが来ると、その人の名前をそこから抜き出してお送りするということで、非常に手がかかる中での作業だろうと思いましてお聞きしたんですけれども、そこのところで流れが順調にいっているのか伺いたいと思います。
そして接種は、既にもう今回の補正予算では11億7000万円を超えたところですけれども、今後の見通し、全体でどれぐらいかかると予想されているのか、伺っておきたいと思います。
28: 【健康課新型コロナワクチン接種担当課長】接種券の抜き出しはスムーズにいっているのかということですけれども、やはり日に日に届出が多くございますので、先ほど担当長が申し上げましたように、順次全体的な年代別の接種券をお送りすることを早めることも検討しつつ、準備を進めております。
また今後の見通しということですけれども、今この定例会の補正ということで御議決いただく中で、平日の集団接種を行わせていただいております。また今後検討する部分もございますけれども、そういったところはまだこれからの計画ということになってまいりますので、具体的にというところがお示しできませんで申し訳ございません。そういったところはスムーズに接種が進むように、今後検討してまいりたいと考えております。
以上です。
29: 【
黒部委員長】ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
歳 入
15款 国庫支出金
2項 国庫補助金
3目 衛生費国庫補助金
30: 【
黒部委員長】以上で歳出の審査を終わり、歳入に入ります。8ページに戻っていただきまして、上段にあります15款国庫支出金の2項国庫補助金のうち、3目衛生費国庫補助金です。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
31: 【
黒部委員長】これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
32: 【
黒部委員長】これで討論を終わります。
これより採決を行います。議案第49号のうち、本委員会所管部分は原案どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
33: 【
黒部委員長】御異議がありませんので、本件は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
審査の中途でありますが、暫時休憩いたします。
午後1時29分休憩
─────────────────────────────────────────────
午後1時59分再開
34: 【
黒部委員長】休憩前に引き続き会議を開きます。
3.令和2年請願第5号 安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請
願
35: 【
黒部委員長】次に、請願の審査を行います。
継続審査となっております令和2年請願第5号「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願」を議題といたします。
本請願について、討論を行います。討論はありませんか。
36: 【
松本委員】今回の請願は、安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための請願ということで、請願項目は、今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うことと、公立公的な病院の統廃合、それから地域医療構想を見直して、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ると、本当に今求められている内容が書かれています。
これは神奈川県医労連の古岡さんという方から出された請願ではありますけれども、神奈川県内でも医療に対して非常に提言をしていく団体でありまして、言われていることは、本当に今の国の動きの中で必要に迫られている内容であり、ぜひ採択をしていただきたいという思い、そして賛成の討論とさせていただきたいと思います。
37: 【
黒部委員長】ほかにありませんか。
38: 【
坂間委員】それでは、不採択の立場で討論を行います。
請願第5号につきましては、国を含めて情勢を鑑み、体制を整えているところでもあるのでということで、2回継続審査となっていました。現状を見ますと、新型コロナウイルス感染症対策としても、国は常に財源を確保して、市としても幾度となく補正要請を行い、状況の変化に応じて、今対応もしております。医療体制につきましても、令和3年2月に将来構想を確定しまして、医療体制の充実と、あとは経営戦略などの見直しを行っている中で、この6月の定例会では、議案として市民病院職員定数条例の一部を改正する条例にて、職員を増やすために提出しております。コロナ対策につきましても、国も様々な対応を行い、市としても職員による応援体制とか、全庁を挙げた体制の強化をしてきております。
このように多くのことが現実的に進んでおり、国も対応されている状況を鑑みますと、不採択とさせていただければと思います。
以上です。
39: 【
黒部委員長】これで討論を終わります。
ただいま本請願については、採択とすべきとの、また不採択とすべきとの討論がありました。
これより起立により採決を行います。令和2年請願第5号は採択とすることに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
40: 【
黒部委員長】起立少数であります。したがいまして、本請願は不採択とすることに決定いたしました。
以上で付託されました案件の審査は全て終了いたしましたので、本委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後2時02分閉会
委 員 長 黒 部 栄 三
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